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【手帖】第１回「ありがとう大賞」受賞作刊行〈今年一番の“ありがとう”を読む〉をコンセプトとして昨年新設された第１回「ありがとう大賞」の受賞作２作が単行本化され、３月２日にＰＨＰ研究所から全国発売される,ガスは星を成長させるへその緒のようなものだという。　北林雨夏（うか）著『金色（きんいろ）の笑顔』、山本高史（たかし）著『リトル』の２作（ともに１千円）。　北林さんはドラマの脚本家であり、「終末医療」がテーマのドキュメンタリーの構成も手がけてきた。受賞作では高校２年生の主人公・小麦が両親の離婚、学校でのいじめ、末期がんを患う祖父との関係を通じて成長していく姿を描いた。　山本さんは広告業界の第一線で活躍する５１歳のクリエーティブディレクター、コピーライターで、関西大社会学部教授も務めている,グッチ 長財布。受賞作では実体験をもとに、リトルという子犬を育て始めた主人公とその家族の９年間にわたるパートナーシップを綴（つづ）った。　両作品とも「家族」と「いのち」が題材だ。　同賞は東日本大震災を経て、改めて気づかされた感謝の気持ちの大切さ、「ありがとう」を体現するアワードとして昨年１月創設。心からの感謝の気持ちをテーマに書かれた小説作品を対象に公募し、約１００作品が寄せられた。最終審査員はクリエーティブディレクターの大石真規子、編集者の高橋克佳、モデル・女優の高橋マリ子、ブックディレクターの幅允孝（はば・よしたか）の各氏が担当した。